ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

何回もいやだ!

 大企業といえば、熊本の水俣病の元凶でありながらこの企業がなくなると原材料が不足して日本の各種産業が立ちゆかなるとかいう旧日本窒素、今のチッソが、与党のプロジェクト・チームがまとめた「未認定患者救済策への費用負担について「株主の理解が得られない」と述べ、応じられない」という正式コメントを表明したんだと東京新聞(2007年11月20日 朝刊)が報じている。「後藤舜吉会長は、被害者一人当たり260万円の一時金を支払うなどとした1995年の「政治決着」に触れ「(当時)これが最終決着だと、あれ以上ない努力をした。清水の舞台から飛び降りる気持ちで(費用負担を)引き受けた」と説明、問題は既に解決済みとの認識を強調」と書かれている。
 「問題は既に解決済み」という言葉はいろいろなところで何回も聞いたような言葉だ。アジアの国から戦争の時の様々なことで賠償請求された時にも、全体主義国に誘拐されちゃった人々を返せ!と主張した時にも、云われた台詞のような気がする。こういうのを適確に表現するには「居直る」という言葉がふさわしい。「解決しても、今後同じ問題が再燃しない保証がない。今の(救済策の)方式では全面解決にはならない」と主張しておられるそうである。