ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

昼飯

 金曜日だったので、昼飯を好きなイタ飯屋のパスタ・ランチにしようと思って出かける。横断歩道を渡り終わろうとする時に信号の傍らで45-6の男性がお年寄りの男性を抱えている。明らかにお年寄りが自分で倒れかかった直後のようだ。見るとお年寄りは顔面も手も青白い。抱えている男性が聴くと目はしっかりしているし、口もきけるようで8年前に脳梗塞をやったのだという。こりゃまずいとその場に横たえる。すぐに近所の交番のお巡りさんに救急車を呼んで貰う。折悪しく小雨がぱらつきだし、年配の方ご自身の傘を差し掛ける。「救急車を呼びましたからね」というと「また、怒られちゃう」と仰る。「どうしてですか?」とお訊ねすると「何度も救急車に乗ったから」というのだ。救急隊が到着して私達はその場を離れた。5-6人の人たちが付き添ってくれていた。70歳と仰る男性は足が痛いと仰っていた。区外から来られたようで通っている病院に連れていって貰えるかどうかは救急隊の状況次第のようだ。持ち場を離れることになるからしてい許可がいる、と仰っていた。なかなか難しい。
 さて、そのパスタ・ランチである。千円前後でサラダ、パスタ、ジェラート、コーヒーが付くので嬉しい。しかもここの料理人が考え出したオリジナルのレシピのパスタがしょっちゅうメニューに出ているので、行くたびに今度はどんな意外ものが載っているかと楽しみなのだ。今日のそれはなんと担々麺風パスタ。担々麺のソースをちょっと甘めにしてモヤシのしゃきしゃきと和えてある。このぴりっとしたソースがぴったんこである。モヤシのしゃきしゃきもとても新鮮なんだけれど、ちょっとパスタがこの「しゃきしゃき」に押され気味。
 わが家はそれぞれのプレートを当然の如くに途中で交換するという卑怯な手に出るので、かたやピリ辛なのでもう一方は茸のクリームソースにした。茸の香りが一杯で各種茸が見える。しかし、その坦々パスタのピリ辛の後で食べると、3-4口でちょっと味に飽きが来ちゃったりする。なかなか合わせるのは難しい。やっちゃならないのかもしれないなぁ。
 いつものように食べる前に写真をとったら、愛想の良いお兄さんがやってきてとても済まなさそうに「写真は勘弁してください」と仰る。ありゃ!これまで随分アップしちゃったよなぁ。

  • モルトヴォーノ」という店。昼のパスタランチは平日と週末では値段が異なる。