ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ここの家もそうなのか

 先日、石膏ボードに簡単に木ねじで留めてあった(そもそもその発想がダメなんだけれど)四連のコートハンガーによいしょとコートを掛けたら、そのまま簡単にも二本の木ねじごとすぽんと抜けてしまった。そりゃま、そうなるのは自明の理なんだけれどちょっとあっけにとられた。で、なにか良い手段はないかとハンズにいった。誰に聞くわけでもないのでどこを捜して、そもそも何を捜して良いのか見当がつかなかったけれど、時間だけはいっぱいあったから端から見て歩いていた。
 そこにやってきたのは私と大して年格好が変わらない夫婦だった。二人は何を捜しているのか分からなかったけれど、とにかく捜すものはきっちりと決まっているらしい。その上時間が切迫しているらしい。慌ただしく棚を端から見始めたのだけれど二人でくっついてつま先だって歩いている。するとその旦那がかみさんを振り返っていった。「くっついて歩くなっ!お前は向こうを捜せっ!」かみさんは何もいわずにすっと外れていった。そんな云い方しなくたって良いじゃねぇか。でも、きっと私もそんな具合にいっていたのかもしれないなぁと我が身を振り返る。
 効率としては二人で手分けをして捜した方が良いに決まっている。しかし、警察の捜査本部じゃないんだから・・と思ったけれど、実は私もそんなことを人に押しつけていたりするんだろうなぁ。
 で、結局木製の四連のコートかけは石膏ボードに壁紙を貼っただけの壁に両面テープで貼り付けるというなんとも心許ない解決策で済ましてしまった。とはいえ、ハンズの両面テープの棚を見ると、何種類もずらーっと並んでいて、どれが良いのか、要領の悪い私には分からない。適当に済ました。そのうちきっとまたずるっと外れたりするのだろうか。
 実は今ではコートかけやら何かを引っかけるためのフック類に石膏ボード様に小さい針のような釘があっちやこっちに向いて打ち込むようになっているものが存在する。中には「11kgにも耐えます」としたものまであるのだ。世の中はどんどん進歩しているんだと感心した。次の課題は帽子を掛けるために理想的なものがないか捜すことなのだ。