ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

自分が嫌いな人は自分のことを嫌い

 さる超有名なブログ(→ こちら)を読ませて頂いていたら「上司に嫌われていると思っている人はその上司を嫌い」「彼らは、まず相手を批判するだけ批判した上で、相手から好かれたいと強く願います」「相手に好かれるコツは楽しく相手をリスペクトしてみることだと思います」と書かれていた。そうだろうと私も思う。そして私は自分から警戒心を構築するたちなので、ここでいっておられる様なことを全くできなかった職場に最後にいたのが残念だった。確かに、過去を振り返ると自分が今でも信頼している三人の上司だった方々を私はリスペクトしていたし、彼らはリスペクトするに足るひと言を私にインパクトを持って植え付けておられた。
 しかるに私がどうしても相容れない関係に陥ってしまった方は、私が赴任したばかりの日に、初めて逢うなりとんでもない発言をされ、そこから先は後から後からとんでもない言葉の羅列だった。なにしろ私はそこからずっと彼の語録を認め続けた位なのだった。これを書くのはあまりにも大人げないから、決してどこかに書くことはするまいとしてきたから今でもそんなことを書こうとは思わないけれど(いや、それはわからんなぁ、どこかで我慢ができなくなって全部をいっぺんにアップするかも知れないものなぁ)、こんな話は当時誰に話しても理解される訳がなかった。誰だって自分が関係しない部署の自分とはほとんど縁のない上司と部下がとんでもない言葉のやりとりをしているという話を聞きたくもないし、巻き込まれたりするのはとんでもない話だと思っている。しかし、心を許せる友達が出張でやってきて話した時には、彼は「泣く子と地頭には勝てない」と古くからある言葉で私を慰めてくれたけれど、それは本当にその場の慰めであった。あとで聴いたら彼も相当に苦しい目に遭っていたらしい。つまり、こうした状況にいる、あるいは、いた人たちは枚挙に暇がないということだし、先ほどのブログを書いておられる方に相談される人もだからこそ多いに違いない。
 それにしてもあの時のあの上司は最初から私と巧くやろうとは思っていなかったということか・・・。(これはきっと永遠の疑問となるんだろう・・・ってそれほどのことじゃねぇだろうけれど。)
 あぁ、やっぱりだめだ。(早くもダメかよぉ)。やっぱ、書いちゃう。
 赴任した日に私は“頼まれたものは全部買ってきましたよぉ〜”とばかりに荷物から取りだした。「え〜っと、これがまず麻雀用のゴムマットです!(麻雀用の机なんてないから机の上に拡げるマットが欲しいといわれた)、そしてこっちがお嬢さんがご希望だという生八つ橋です!(もう22歳になるその人の娘が食べたがったらしくて出発の前日にデパ地下の店に行って仕入れてきた)、それから、ご指定の痔の薬です(生まれて初めて薬局で“痔の薬を下さい“といった)。そして・・・」と次々に領収書とセットにしてこれがいくらで、あれがいくらでと机に並べていった。最初は「ウンウン」といっていたおじさんの顔が途中からマジになり始め、私は一体なんでこんなに苦労してあちこち行って揃えてきたのに機嫌が悪くなっちまうんだろうといぶかしく思っていたら、とうとう彼はこういったのだ。「ひとつくらい挨拶替わりにくれても良いだろうッ!」
 どうも最初っからこれであとは推して知るべしだ。