ほぼ足りてまだ欲 その先

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23年

 御巣鷹山への墜落事故からもう23年も経ったといわれると、思わず言葉に詰まった。わかっていても、もうそんなに経ってしまったのかと今更ながら驚く。昨日の晩、もうこんなに長いこと使ってきた身体なんだからどこかにガタが来ても当たり前だよなぁといったら、連れ合いが「そんな気はしていないけれどなぁ、中学卒業したのが昨日のようだ」というのだ。オイオイ、何いってんだよ、と返したけれど、あっという間だというのは月並みだけれども、本当に意識しないほどの早さで時はすっ飛んでいってしまった。
 23年前の私は元気いっぱいで進まない仕事に焦りながらも日々の充実感と友達づきあいに猛然と大車輪で(古い表現だけれど)あった。あそこにも遊びに行った、あんな呑み方もした、と今から想い出しても絶好調だった。もし、私があの飛行機に乗っていたら、突然そこですべてが失われたということである。一挙にやってくる「終わり」とはどんな状況なのか、想像すらできない。こうして生き残ってきているこの日々はやっぱりとても貴重なんだなぁと考え直すことになる。