ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

こんなの欲しいなぁ

 PanasonicLUMIX DMC-G1というマイクロ・フォー・サーズ規格のデジイチを発表して、それが友人との間で話題になっている。どうやら発売は来月末らしいが、大きさといい、その中身といい、とても良さそうだ。ただ、これまでにそんな高機能のカメラを生まれてこの方持ったことなんてないから、昔親からいわれた言葉をそのまま自分に当てはめてしまいそうだ。もちろん値段だってこれまで持ったことのない高額のカメラだ。
 「そんなの持って、いつまでもちゃんと使っていけるの?すぐに飽きちゃうんじゃないの?」こういう言葉で高めのものを欲しくなると必ず、その意欲を萎えさせるようにしてきたものだったなぁと振り返る。ドラムのキットが欲しい、アルバイトするから買わせてくれと云ったときに母親はやっぱりそういったし、おやじに至っては「こいつはこんな不良になってしまった!」といって私を殴ったくらいだったからなぁ。まぁ、これは10ヶ月月賦で買って、友達のうちに置いて貰って毎月アルバイトで5千円払うのに結構苦労した。尤も自宅から通って食費と住居費の心配がなかったから出来た話で、大層恵まれていたわけだ。
 そういえば今から15-16年ほど前の話だけれど、職場にどうしてもマッキントッシュのパソコンを導入していかないとグラフィックを担当している連中も含めて仕事効率も、そしてこれからのアウトプットも時代に遅れてしまうと導入予算化を詰めていったときに上司のある人もこんな言葉を使っていたなぁ。「ちゃんと使いこなせないんじゃないのかね、え?」と。そりゃ世の中の流れについていくのにはもう歳をとりすぎていた人だったけれど、(あぁ、この人は仕事を仕事として捉えることが出来ない部門に来ちゃっているなぁ)と思った。その後、私は想像も出来ない商品を売る部門に連れて行かれてしまって急激にに仕事に意欲を失っていったもんだったということも一緒に想い出す。
 話は元に戻るが、自分にもそれをそのまま当てはめるわけだ、こういうときは。「確かにパナソニックのサイトを見ると、とてもうまく撮れそうに見えるけれど、多分自分にはそこまで使いこなすことなんてきっと出来ないんじゃないだろうか」てな具合だ。ま、飛び上がっても届かないところにあるぶどうを見上げて、狐が「まぁ、いいか。どうせ酸っぱいぶどうだ」というのと同じ訳だ。
 サイトを見れば見るほど、良いなぁと思う。オリンパスがどんなものを出してくるのか、それを見てみたい。