ほぼ足りてまだ欲 その先

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新宿

 昨晩は友人の娘のwedding partyに新宿まで行く。月に2回、レクチャーを聴きに行くビルの上の方にある店が会場だった。いつもに比べたら遙かに効率的に乗り継ぎができてしまって一番乗りだった。その行き帰りにJRの新宿駅とビル群との間を歩いたのだけれど、あたかも2016年のオリンピックはいつの間にか東京で開催されることになったかのようなポスターだらけである。
 2010年の冬のオリンピックはカナダのウィスラーで開かれるそうだけれど、バンクーバーとウィスラーの間にはそれまでの一車線の道路を大拡張する工事が進んでいるんだそうで、「オリンピックを開催すると大変に地域経済の活性化に寄与できるんです」と全くの的外れ発言する奴すらいる。
 東京でオリンピックを開くメリットを探しても探しても、いっかな見つからないものだから、情に訴えるしかないのはよく分かるけれど、このオリンピックを開催するために必要となる資金とその調達方法をどのように計画するのか、という点について明確にしておかなくてはならないのではないか。
 それでなくたって石原慎太郎は例の「“石原”新銀行東京」に例の400億円突っ込んだけれど、それだけで終われるのかどうかはなはだ疑問になってきた。金融庁は検査結果を通知したと報道されているけれど、「融資先の名称や所在地、融資金額のほかに政治家など紹介者の名前、融資判断の可否などを一覧表にしたリスト」が銀行から都に漏洩されていたり、「ブローカーらによる不透明な仲介ビジネス」が違法な15%にのぼる手数料を要求しているという報道がされたり、そうした仲介者の中に石原伸晃の周辺が絡んでいたりすることを見ているとこの「勘違い」おやじを早くこうした舞台から引きずり下ろさないとろくでもないことになる。しかし、こんな奴を選び出している都民の一員として、何度もいうように恥ずかしい。大阪も相当にやばいけれど、東京は致命的なダメージ寸前にいる。

新銀行東京:検査結果受け、金融庁から聴取−−民主、経営監視会議 /東京
 金融庁が経営再建中の新銀行東京(新宿区)に検査結果を通知したことを受け、民主党は23日、新銀行東京経営監視会議を国会内で開き、同庁からヒアリングをした。座長の大塚耕平参院議員は非開示にされている検査結果について「例えば、国政調査権の発動等も含めて深い議論をしていかなければならない」と述べ、憲法が国会に認める国政調査権の発動を示唆した。
 会議では、同庁側が検査の対象機関や金融情勢に影響を与える恐れがあるため、基本指針の中で検査の内容を非開示としていることを改めて説明した。同党は新銀行については結果の開示を強く求めてきており、大塚氏は「金融行政全般が適切に行われているのか、関心がある」と語った。【木村健二】(毎日新聞 2008年10月24日 地方版)