ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

池袋

 昨日、今日と池袋のサンシャインシティ・文化会館の2-3-4Fで「2008楽器フェスティバル」という催しがあった。その間噴水広場では両日様々なイベントが目白押し。午後一番に通りかかると少年ギタリストがグゥイングゥイン鳴らしていた。多分あの竜之介とかいう奴だ。
 私たちは最後で「ヒッパレ青春!あの懐かしいフォークソングを歌おう」という企画で団塊の世代を中心に30人ほどが集まって、かつて流行った日本のフォークを歌う、というもので、大変に分かり易い。もうこのコピーそれ自体が手垢にまみれてしまっているんだけれど、多分この「ヒッパレ」は「ヒットパレード」の省略形ではなくて、「その歳になっても青春を引っ張って 引きずっている」という意味なんだろう。
 みんな楽器はいいものを持って来ちゃう。フォークと来れば、皆さんマーティン。素人集団が「戦争を知らない子どもたち」「なごり雪」「風」「若者たち」「遠い世界に」と5曲を歌う。
 ゲストはトワエモアの白鳥英美子。「誰もいない海」は良いとして、元はといえばゴスペルの「Sometime I Feel Like A Motherless Child」は彼女の綺麗なファルセットにはぴったりなんだろうけれど、ちょっとこの場にどうだっただろうかと疑問。プロデューサーとして紹介された男性の白鳥氏は旦那さんなのだろうか。通りすがりの青年が白鳥英美子にカメラを向けていたら何か話していたのは肖像権の問題だろうか。
 最後にわれわれ素人集団に白鳥英美子が入って一緒に(お定まり過ぎる曲だけれども、それだからこそ良いわけ)「翼を下さい」「あの素晴らしい愛をもう一度」を歌って大団円。それにしても今までこの二曲の歌詞をじっくり見たことなかったけれど、寂しく、侘びしい歌なのだねぇ。
 私たちはいつものイベント繋がりで10人。楽器屋さんの繋がりの人たちが10人。そして港区の私立大学のサークルOBが10人の合計30人。
 上の階の手すりに寄りかかって、見下ろしながら嬉しそうに、楽しそうに一緒に口ずさんでいる人たちが何人もおられて嬉しかった。しかし、不思議なことにそうした人っていうのは概ね女性なんである。
 池袋で若者たち数人と呑むつもりだったのに、携帯電話を家に忘れてきていてどこにいるか見当つかず。侘びしく家に帰る。携帯電話のなかった昔だったら、ずっと前に場所を特定していて、何時になってもそこにいけば良かったというのに、携帯電話時代になったらこういうところが逆に不便なんだなぁ・・・。
 咳が止まらん・・・。
 それにしてもサンシャインってのは日頃からこんなにたくさんの人で溢れかえっているものなのか?歩くのが大変だというくらいわんわん人がいる。