ほぼ足りてまだ欲 その先

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演説

 昨日のBarack Obamaのシカゴでの演説をテレビで見ていたのだけれど、やっぱり同時通訳の日本語はよくわからないというか、よほど集中しないと頭に入ってこない。そこで、どこかにテキストはないものかと探すと、やはりあの多文化国家にはあるもので、いつまで残っているのかわからないけれど、それがこちら
 彼の存在は非常に歴史的な登場として記憶されるだろうけれど、私には政策的に画期的なものとしてまだアッピールしてこない。本当に全国的なレベルの医療システムを構築しえるだろうか、攻撃的なinvasionなしに世界的レベルの安定を構築できるのだろうか。最終的な獲得選挙人数を見るとこんなに大きな差がつくべきだったのかどうか、と思えるがそれは米国の大統領選挙システムがなせる技だろう。
 McCainはG.W.Bushの後に登場することになってしまったことが最大の失敗だった。しかし、これもまた彼のベトナムにおける捕虜生活と同じように彼の運命だったというべきかも知れない。
 いずれにしてもBarack Obamaのあの演説はリンカーンの言葉を引用し、そして聴衆に何度も「Yes, we can」といわせ、素晴らしいできだった。なぜわが愛する日本の政治家にこれを期待できないのだろうかとも思ったりするが、それは文化だから仕方がない。
 日本が戦後構築されたと覚しき対米スタンスについての枠組みを完全に解体するにはまだまだかかるのかも知れない。