ほぼ足りてまだ欲 その先

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150年

 神奈川村が侘びしい漁村から脱皮して日本に名だたる横浜港として開港されてから来年の6月で150年になるのだそうだ。財団法人横浜開港150周年協会なるものが設立されていて今年から来年に掛けて大イベントが開かれるらしい。
 横浜生まれの私はあの100周年の時にも実は横浜にいなかった。50年前というのは小学生だったけれど、おやじの転勤の関係で静岡県にいたからどんなことがあったのか殆ど知らない。だけれども「100年の歌(正式な名前はもう覚えていない)」をなぜか歌うことができる。横浜の友達が学校で練習させられたんだといって歌って見せ、それで私も覚えたような記憶である。♪ひゃくねぇ〜ん、ひゃくねぇ〜ん、開いてひゃくねぇ〜ん、みなとぉ〜よこはまぁ〜、あさがくる♪といった歌詞で、あたかもラジオ体操の歌のようなリズムだった。
 しかし、何度考えてみても、この愛する国が扉を開いて先進国というジャンルでいわれるインベーダーを目の当たりにしてから、わずか150年しか経っていないのだ。つま先立ちをしてその上竹馬に乗って相手と対峙しつつようやくやってきたのだけれど、まだたったの150年である。瞬きをしたら経ってしまったような時間である。その短さに改めて驚き、自分自身の人生として考えるとその経過の早さにも愕然とする。