ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

バケーションのシーズンだろうか

 Melbourneの街中は仕事をしている人ももちろんたくさんいるのだけれど、遊びに来ている人たちで溢れているようにも見える。そして歩いている人たちの半分以上が外国語を話しているようにも聞こえる。そのまた半分くらいはアジア人ではないだろうか。あまりにもそうした人たちが集中しているところに私はいるんだろう。周りの青年達の言葉が全くわからない言葉ばかりだ。
 銀行でT/Cを現金化しようと行くとものすごく長い列ができている。何事ならんと見ると窓口がたったのひとつしか開いていないのだ。まわりに業務に就いているらしき人が何人も見えるけれど、窓口に手伝いに来る人は誰もいない。60歳を遙かに超えている担当者がひとりで淡々とこなし、列に並んでいる人はただただ堪えている。多分この季節のことだから窓口担当者が休んでいるんじゃないだろうか。こうしたことはかつては当たり前だった。今でも当たり前だとは思わなかった。しかし、こうした文化はそう簡単には変わらないのだ。
 メルボルンは初めてではないがとにかく様々なところがこれまでと大いに変わっていて街中至る所で工事中なのも仕方がないというものである。かつてはその凝った造りで常に人で一杯だったビルも周りにより大きな、高い建物ができてすっかり埋もれてしまっているのには驚いた。
 St. Paul’sには今回もゆっくりやってきたけれど、表側から見た川の向こうの景色は一変していて、フリンダースの駅だけが変わらないままで、後は全部違ってしまっているといっても良いかも知れない。以前からシティの周りを走っているトラム、City Circleはただで乗っていられると知っていたけれど、今度はバスでもただで乗れるものが走っているのを知った。赤いポロシャツを着た(多分ボランティアと思われる)観光ガイドの方から教えてもらったのだけれど、「tourist shuttle」といって結構な距離を走っているので、まず最初にこれに乗ってしまうと大体の観光地がわかりそうだ。夕方に出かけなくてはならないメルボルン大学近くにまで行っている。昨日のうちにこれを知っておけば良かった。
 午後5時といってもサマータイムで1時間前倒しになっているからまだまだ明るくて、とっぷりと暮れるのは8時になってからである。
 母校の先生がおられたのでご挨拶をしたらとても驚かれた。そりゃそうだ。なにもお断りせずにお伺いしてしまったのだから。