ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

行政改悪

 渡辺喜美がおやじほどではないものの栃木弁なまりで怒っている。テレビ朝日の朝のワイドショー「スーパー・モーニング」で玉川徹が徹底してレポートし続けている「私のしごと館」とその運営法人「雇用能力開発機構」の去就について最新の報告。

 甘利明行政改革担当相と舛添要一厚生労働相は機能の大部分を維持したうえで厚労省所管の独法「高齢・障害者雇用支援機構」に統合することで合意し、年間15億円に上る赤字が出ていた職業体験施設「私のしごと館」(京都府)については廃止(毎日新聞 2008年12月11日 東京朝刊)

 玉川徹は緑資源機構が統合と称してそのまま看板の掛け替えのままで平然と存在している実態をあからさまに見せて、甘利と舛添とその任命権者である麻生が情けなくも恥ずかしくも圧倒的に「わが内閣にとって敵ではない」霞ヶ関の力の前に屈してしまって、打ちのめされ、国民をあからさまに裏切っていることを指摘した。
 旧緑資源機構は全く事務所も動かず、理事中には以前の緑資源機構から横滑りも複数いて、ただただ看板の文字を替えただけの状態で、図々しくも蛙の面にションベン(失礼、これは玉川でなく私のボキャブラリー)状況だという。
 なるほど、Googleで「緑資源機構」と検索するとそのまま「緑資源機構」が表示されるので、一瞬「あれ?今の名前がこれだっけ?」と誤解してしまうが、それをクリックすると、あれあれ、「独立行政法人森林総合研究所森林農地整備センター」が表示されるというまさにそのまま状況。理事の町田治之は緑資源機構での理事長、山本晶三と角田豊は理事、専務理事工藤正憲は緑資源機構中国四国整備局長であったことも正々堂々と公表されている。田野岡章理事と町田治之理事以外は役員全員が霞ヶ関出身者。これでは緑資源機構が廃止、統合といったって名前を変えて温存したという指摘には反論できないだろうけれど、霞ヶ関で充分訓練されてきた連中は見事なまでに鉄面皮な反論を展開してくるだろう。
 これがそのまま「雇用能力開発機構」にも適用され、温存されるという事になるのは容易に想像が出来る。
 あの、産経ですら「【主張】雇用開発機構 廃止どころか組織温存だ(2008.12.12 02:53)」と指摘している。
 麻生は本当にこれでよいと考えているのだろうか。壮大な無駄遣い集団を本当にこのままにしようとしているのだろうか。