ほぼ足りてまだ欲 その先

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inauguration - On this day !

 前回のブッシュの就任式は2005年1月20日だった。あの時はこんなにテレビで同時中継されていたのだっただろうか。私は確かネット上で彼の二回目の就任式を見たような記憶がある。彼はとにかくいろいろ問題があったから気になっていたし、John Kellyとのディベイトでもあいつの背中のふくらみはきっと受信機が入っているんだ、なんて騒いでいたから良く覚えている。
 三大ネットは全部ネット上でライブ中継している。もちろんCNNがやっていないわけがない。NHKは総合テレビ、BS、ラジオでも第一放送、FMでまで中継。それにしてもあのカリフォルニアの牧師の祈りは長かった。皆さん寒かったことだろう。
 写真:ロイター配信のもので、Telegraph紙の電子版から拝借。
 副大統領Joe Bidenの宣誓。この時に用いた聖書と、オバマが宣誓の時に使った聖書は全く異なるものである。こちらのオフィシャル・ページの写真を見るとそれ程大きそうには見えない。オフィシャル・ページによると大統領の宣誓には必ずしも聖書を用いなくても良いとされているので使わなかった大統領もいるそうだ。このリンカーンの聖書は国会図書館に保存されているものを借りだしているのだそうだ。クリントンが宣誓に用いたのはクリントンの祖母の聖書だったそうだ。
 リンカーンの聖書は2月12日から5月9日までの間国会図書館で公開され、その後はリンカーンの生誕200周年記念展が開かれる5つの都市で見ることができるのだそうだ。
 Aretha Franklinの帽子はなんだか1960年代を思わせるような大きなリボンがついたものだった。ヨー・ヨー・マが加わった弦楽演奏はとても素晴らしいものだった。あの寒さの中で楽器の演奏は相当に辛そうだ。あれも辛そうだけれど、ファンファーレのラッパを吹く人たちはマウス・ピースをポケットの中に偲ばせたカイロで暖めて・・・いたのかどうかは知らないけれど大変だなぁ。
 オバマのスピーチになると同時通訳が突然弁舌爽やかになった。どう見ても事前にスピーチの内容が渡されていたことが明らかだ。そう思ったら日本の新聞社があっという間にスピーチの日本語訳を掲載している。彼は米国をre-makingしようといっている。うちの国もre-makingしようじゃないの。
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 朝になって目を覚ましてみると、まだまだパレードが続いていた。

 あぁ、やっぱりこんなことだったんだ。素晴らしかったわけだ。

オバマ米大統領20日の就任式で、世界的チェリストヨーヨー・マさんらが演奏を行った際、会場には事前に録音したものを流していたことが23日、分かった。寒さで音程が合わない恐れがあったため「安全策」を取ったという。(時事通信 2009/01/24-12:58)