ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

出かける

 夜になって雨にといっていたような気がするけれど、ずっとシャラシャラ降っているのかいないのか、区別のつかないようなはっきりしない天気だ。二週間に一回の木曜日のレクチャーに出かける。中三日の間、家で風邪の療養に専心していたので、久しぶりの外出である。多少咳は残るし、鼻水が止まらないけれど、欠席しなくて済んで面白かった。保阪は雑談といいながら、どうも生まれ年によって優秀な年代というのが存在することは経験則として否定のしようがないというのだ。例えば昭和15年生まれがそれになるというのだけれど、この年代は小学校に入学した最初の年代だというのだ。保阪はその前年の14年だというのだけれど、まだ国民学校に入った口だ。どのような教育を受けたのかというのは相当に大きな影響を及ぼすといわざるを得ないと保阪は強調する。
 公文書館から出てきた東京裁判についての資料についての朝日新聞の記事についての感想を聞くと、国立公文書館には東京裁判に関するこれまでに話題になっていない資料というのはいくらでも存在するので、今更「発見した」とするものではないはずだけれど、たまたま朝日新聞の記者がこれをこのタイミングで取り上げた、という理解をして良いんじゃないかというのである。
 だとしたら研究者の人たちはもっともっと明らかにしていって欲しい。私は国立公文書館にいって探しまくるのはもう面倒だなぁ。

 ランチをどうしようかとまた紀伊国屋地下の水山の前を通ったのだけれど、今うどんはわが家にも稲庭の乾麺があるので、何も拘る必要がないと、今日こそ銀座松坂屋の地下に向かう。乾山のカツ丼でもと思ったらなんと満席。え〜っと思って、肉のスギモトの方を見ると待っている客がゼロになった瞬間だった。速攻で空き待ち椅子に座る。5分も立たないうちに席が空き、生まれて初めてスギモトのカウンターに座る。「黒毛和牛すき鍋」を発註。さすがに少し時間が掛かる。やって来たのはまさにすき焼き。うまい。800円は安い。今度は525円の「すき重」にしよう。隣のおじさんがとても上手な食べ方をしているのを見たので、自信が湧く。

2007年8月からNHKBS-hiで放映を続けてきた「証言記録 兵士たちの戦争」が出版化される。全7巻が刊行の予定で一巻に放送7回分を掲載している。Amazonで表紙が表示されないのはなんでなんだろうか。今回は二巻一度に刊行されている。2008年8月15日の毎日新聞はその時点で兵士経験者は少なくとも40万人は生存しているのではないかと推定しているのだそうだ。

日本国憲法誕生―知られざる舞台裏

日本国憲法誕生―知られざる舞台裏

 これまた2007年度文化庁芸術最優秀賞NHKスペシャル日本国憲法誕生」の出版化。