雨が全然やまない。益々激しくなっているのではないかという気すらする。土曜日だからだろうか、ホテルの部屋から見ると人出が少ないけれど、バスはがんがん走っている印象だ。京都のバスはとても便利だ。
私は午後から茨木の大学での勉強会に行くが、連れ合いは今日はバスを乗り倒すつもりのようで一日券を購入に及ぶ。教王護国寺というのは東寺のことだけれど、五重塔と観智院の特別公開期間だというので、バスがたくさん押し寄せてきている。五重塔はそれは立派なもので、昔から岡山に行く途上で列車が京都を過ぎると左に見えていたのがこの五重塔だったことを知る。その時右側に見えていたのが梅小路の機関車庫だった。
五重塔は中心の柱の下が見えるように公開されている。柱の下に鋳物のようなベルトが鋲で留めてあるのが見える。案内の方にお伺いすると継いである主柱が縮むので、その調整用に使われているという。ここだけでなく、様々な公開されている史跡におられるガイドの方々は非常に詳しく、また話も面白くてとても良くわかる。
重々しい金堂には薬師如来と日光、月光菩薩、講堂には21体の仏像が目白押しに並んでいる。
