先月厚労省が発表した若年性認知症患者に関する調査によると全国で若年性認知症患者の推計値は18〜64歳の人口10万人当たりでは47.6人(男性57.8人、女性36.7人)で、3万7750人という。
若年性認知症という症状について語られるようになったのはもちろん近年のことであって、かつてはこうした概念で語られることはなかっただろうからこうした症状を呈する人について認識されていなかったのだろうから増えているのか減っているのか、はたまた殆ど変わらないのか、比較する術がない。
この点を考えると、この症状にこうした病名がつけられていなかった頃は周囲にどう理解されていたのだろうか。
この推計値で見ると男性の方が遙かに多いことになるが、この要因はなんだろうか。
他国の統計、推計と比較するとなにか特異性はあるのだろうか。女性の就業率、つまり家庭から社会に出ている率となにか関連があるだろうか。
こうした研究をどなたがされているのだろうか。東京都老人総合研究所あたりはその後どうなっているのだろうか。
やっぱり足を運んでさまざまな発表を聴いて歩いてみないとどんどんおいて行かれるような気がする。