ほぼ足りてまだ欲 その先

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もうぼろぼろ

 衆議院議員選挙はもう秒読みに入った段階にある。我が国の総理大臣は自らが所属する党内でも今や裏切り者続出で、風前の灯である。小泉一派は一年生議院が必死をこいて生き残りのためにまたもや小泉、武部なんてところに集まってどうしたら良いでしょう!?状態。これだけ見ただけでもう彼らが政治という役割に適していない連中なんだというのが明らか。
 2200億円の社会保障費の削減予定も選挙を目の前にして放り出すという、この際何でも良いから選挙に少しでも有利になれば良いんだ方針。そんなんだったらどうして今までこの分野を放り出しっぱなしにしていたというのか。ということは選挙が終わったら彼らはまたぞろこれを引っ込めてやっぱり削減していかなくてはだめだ、と持っていくということだろうか、この選挙に勝ったとしたら。
 民主党鳩山由紀夫は個人献金で大嘘をついていた。白状したところによると個人預金を政治資金として使うために架空献金として計上したということだ。秘書が勝手にそうしたというのが鳩山由紀夫の説明のようだけれど、そんなことを本人が知らないままに行われていたということなのか。本人が掌握できないほどの細かい金の動きがあって、全部が全部本人が知る訳はない、というのが政界の常識なんだという説明なのかもしれないけれど、そんなのはそっちの勝手で、こちらの知ったこっちゃない。とにもかくにも大嘘をついたのは鳩山由紀夫なんである。
 私はもう自民党には政権与党にとどまっている資格は全くないと思っているけれど、その対抗馬たる民主党のいずれにしろ幹部の立場にある政治家の政治資金を束ねる立場にあった人間がこんな簡単なわかりやすい大嘘が通用するだろうとたかをくくっていたという事実にがっくりと膝をつく思いなのである。馬鹿だ、というほかない。
 この際、自民党と、何しろどんなことがあろうと政権にしがみついていたい宗教政党との連合政権から、そのいい加減な売国的政策を取りはがさなくてはならない状況だというのはわかっているというのに、この脇の甘さはいったいなんだというのだ。なにしろ鳩山由紀夫は悪名高きアパ・ホテル経営者のワイン・パーティーなんかにまでうかうか出て行ってしまうようなお調子者なんだからなぁ。
 すっかり洒落なんだと思っていた「そのまんま」が本気だとわかり、もうぼろぼろの自民党も、なんと本気で取り込もうとしているのがわかって呆れ果てるやら、あまりにも国民を馬鹿にした、こんな程度でも支持率は向上するかもしれないというあさはかさに、この国の程度の低さにもう涙ちょちょ切れ。多分多くの人がこう思っておられるはずで、実はそれが自民党の思う壷なんである。
 「なんだよ、こいつら、本当にくだらねぇ・・・」ってんで投票にいかず、既成政権に有利になる・・・という読みなんであるな、これは。こんな姑息な手段に振り回されてはなるものか。