ほぼ足りてまだ欲 その先

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まるで別れ話のもつれ?

 不可解な出来事だらけの昨今だから何があっても驚かないのかと思うとそうでもなくて、テレビの画面に向かって「嘘っ!」ということが連日起きる。
 パチンコ屋の店内で可燃液体を撒いて火をつけた奴がいて、炎がついたまま逃げ出した客がいたなんていう事件の話を聞いていると、なんだかまるでブルース・ウィルスが出ている乱暴者映画そのもののようだ。
 奈良の高校生の殺人事件なんかは詳しく聴いてみないと何ともいえないのだろうけれど、昔つきあっていた男に袖にされた女がとうとう思いが余って手を出してしまったかのような話に聞こえないこともない。思うようにならなかったらそのまま忘れようとする訳ではなくて、何事か相手に報復しないと、あるいは不特定多数に報復をしないと決着がつかないという思考回路になってしまうのだろうか。
 苦しむのは自分だけと思ったらもういても立ってもいられないのだろうか。あいつにも、あるいはのんべんだらりと遣いたいだけ遣ってパチンコを楽しんでいる(様に見える)みんなにも自分と同じ苦しさを味あわせてやろう、私にはそうする権利がある、と思うんだろうか。あいつはあいつ、俺は俺ではないのだろうか。
 なんだか両方ともテレビのドラマの焼き直しを見ているような気がしてならない。現実感がないということなんだろうか。それともあまりにも短絡的だということだろうか。