ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

久しぶりに

 昨夜は倒れ込むようにして寝てしまったのだけれどやけに明るいのに驚いた。満月が差し込んでいたのだ。七夕に満月って、久しく意識をしなかったような気がする。大体、七夕を意識しなくなって大人になったのかもしれないけれど、成長するに従って天の川そのものが見えなくなったという気がする。確かに私が子どもの頃、夏になると普通に天の川が見えていた。そりゃそうだろう、1960年代には、そうしたものが見えなくなることが経済の発展の証みたいだったものなぁ。経済の発展のおかげで、様々なものを私たちは失ってきたんだけれど、そんなことをいうのは今になってからのことで、その当時はなんだか「良いじゃないか、追いつけ、追い越せだもの、しょうがないよ」と思っていたような気がする。
 その挙げ句、ナンバー・ワンだなんて自分でいっちゃったりして、カリフォルニア州を買うことができそうな経済力を持っているといって、米国のあちこちのビルを買い取ったり、会社を買い取ったり。有頂天だったなぁ。今や、中国に買い取られそうだよ。うちの近所のもうなんていうことのない、いろいろとテナントが出たり入ったりして定着しなかったビルが、気がついたら中国のある建設会社の名前になっている。こんなところにまで中国資産が入ってきている。きっといっているんだろうなぁ、あんな小さな国だ、すぐに買い取れるぞって。有頂天になって。その次に有頂天になるのは一体どこの国なんだろう。一回りしたらそれで終わりになるのかな、この星が。