日本航空の再建計画は民主党政権に代わってから停滞しているみたいだけれど、いずれにしろ外国の航空会社の出資を仰ぐという解決方法しかないみたいだ。ナショナル・フラッグと呼ばれるその国を代表する航空会社が外国に部分的に売り渡されるということだ。「ジャパン・アズ・ナンバー・ワン」なんちゃって偉そうに見得を切っていたのはいつ頃の話だったっけ。日本の財力を持ってすればカリフォルニアを買い取れるぞなんちゃって得意満面だったのはいつだったっけ。
格安ツアーに乗るようになってからこの方、私は日本航空の飛行機に乗った記憶がない。つまり、日本航空が安売りをしていないということなんだろうか。あの鶴マークでなくてただ赤い丸の部分のマークになってからなんだかあんまり良いイメージがない。いつまで経ってもかつての大エリート企業の意識を捨て切れていないんじゃないのかと、どこかの銀行と同じような傾向にあるような気がする。他の産業と比べたら銀行やこうした航空企業は経費削減を真剣に実現できているんだろうか。
