ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

JR西日本つづき

国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(現・運輸安全委員会)の山口浩一・元委員(71)からJR西日本山崎正夫・前社長(66)に漏えいされていた問題
当時、事故調の鉄道部会長だった佐藤泰生・元委員(70)も報告書公表前に鈴木喜也・東京本部副本部長(55)と複数回にわたって接触していた。この二人は旧国鉄の構造物設計事務所での同僚。
山口:山崎前社長に要求され、事故調査委の会議で「自動列車停止装置(ATS)があれば事故が防げた」などとする文言を報告書案から削除するよう発言
佐藤:「向こうから接触してきたので、JR西の安全対策などを探るちょうどいい機会だと思った。(JR西幹部には)中間報告書など公開されている情報の解説をした」(2009年9月26日 読売新聞)

 これだけじゃ終わらないだろう。
 鈴木JR西日本東京副本部長は「後ろめたい気持ちはなかったか」との質問に「佐藤さんに迷惑をかけてはいけない、という気持ちはあった」と漏らした(神戸新聞2009/09/26 23:27)と報じられている。「会社のためだと思って心を鬼にして踏み切ってしまいました」なんて答えれば良かったのにねぇ。この答えじゃ、佐藤に悪いと思っているだけの奴と思われるに違いない。
 しかし、JR西日本はこのままの体制で終われると今でも思っているのだろうか。偶々こんな時に幹部にいたのは俺の所為じゃない、とどうせ思っているんだろうということは想像がつく。かつての全日空の若狭ほどではないとはいえ。旧国鉄も官僚意識が未だに払拭できている訳じゃないんだということだ。