ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

全日本・岡田武史

 見るのを忘れてしまったのだけれどろくな選手が来なかったトーゴと日本の試合の後、岡田武史はTBSのインタビューに答えなかったのだそうだ。それは放映権を買った放送局の契約上の一項目になっているのだそうで、岡田武史はその契約を破棄したことになるのだそうだ。(それにしても対戦相手としては最悪で、なんだか4-50年前の話のようなエピソードばかりを置いていった。)
 しかし、今月の3日にTBSが放送した「スーパーサッカー」での岡田武史のインタビュー番組がその発端になっているんだと共同通信が伝えている(2009/10/15 21:45)。当日のスーパーサッカーでのインタビュアーは小倉隆史で、その質問は岡田が掲げている「ワールド杯でベスト4を目指す!」は実現可能かどうか、という街のアンケートなんてものを見せる。全くデーター分析をしたら世界ランキングで40位台の日本がベスト4なんかにいける可能性がある!と断言できるわけがないのであって、それをまともに可能か、無理かと問うこと自体が岡田武史の姿勢と全く大きく軸がかみ合っていない。それはそれで面白いといってしまうのが亀田にいつまでもぶる下がっているこの放送局のアホなところだといってしまえばそれまでな訳だ。
 やろうじゃないか!やろう!で頑張るのがチームスポーツだ。(自民党はスポーツチームじゃないってところに谷垣も気がついた方が良い・・・あ、あれは森の差し金か!)。
 挙げ句の果てに、小倉のアイディアなのか、あるいは小倉を使ったTBSのディレクターのノー天気さなのか、岡田武史に「カズを外した真相はなんなのか?」と質問した。これで腹を立てなかったら余程の人物なのか鈍感な奴なのかということになるのだけれど、岡田武史は怒った。「もう二度とこんな番組でねぇよ」といったのだ。彼は日頃からざっくばらんに発言するタイプで、大阪出身の割には結構べらんめえ調の言葉を使う人間だからかなり真剣に怒っていたことは事実だけれど、目が笑っていたからその実はどうかなぁという気はしないでもない。
 全日本の監督は誰がやってもどうせマスコミが先頭に立ってぼろぼろにされてしまうのはわかりきっているし、多分今回も終わった時に「ベスト4にはなれませんでしたねぇ」という質問が飛んで岡田武史が苦々しい顔をするんだろうと想像ができる。「そうじゃないんだよ、この俺がそんなに勝てるわけがないだろうといって、一体何が起きるっていうんだよ!」とまた彼が押さえた口調で言うのが目に浮かぶ。
 八ッ場ダムも、この狭い日本に100カ所になんなんとするほどの地方空港も、でれでれだらだらと作り続けてきた自民党政権の腐れ縁をきっぱりと断ち切るためにはその流れをいったんぶっちぎらなくてはならないわけで、それを「予定されていたわけですからしょうがないですね」とやっていったらなにもこれまでと変わることはできない。「変えよう!」「そうだ!」といった私たちにその責任の半分はあるのと同じだ。

 くだんの共同通信記事は

TBS側は「(騒動の)火種は弊社の番組。失礼に当たる(内容があった)のは否めない」とし、必要ならば岡田監督に直接謝罪する意向を示した。

とも伝えていてこれが本当ならばあの放送局にもまともな社員がいるのかも知れない。
 それにしても前回はあんな嫌な雰囲気の中で全日本監督を終えたのだからまたまたこの役割を引き受けるっていうのはよくよく岡田武史は人が良いというのか、義理人情の人間だというのか、意欲的だというのか。先輩には逆らえない体育会系の人間だということなのか。今度あったら聴いてみよう。