ほぼ足りてまだ欲 その先

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企業年金

 日本航空企業年金というのは一体どれくらいになるのかと思ったら毎日新聞がこんなことを報じている。

 日航の年金支給額が最大の48万円(うち5万円は本人が掛け金を負担)になるのは、退職金1700万円を選択した場合で、内訳は企業年金が25万円、国民年金・厚生年金が計23万円だった。退職金を最大の3650万円受け取った場合は、年金は公的年金の月額計23万円のみ。
 日航企業年金には現役約1万6000人、OB約8500人が加入しており、年金・退職金債務の積み立て不足が3042億円発生している。
毎日新聞2009年11月6日 2時30分)

 この場合48万円で捉えるのは間違い。25万円と捉えるべきだろう。問題になるのは厚生年金でも国民年金でもなくて、企業年金なんだから。
 年金として受け取るか、退職金として貰うのか、という選択があるということだけれど、この会社では退職後すぐに年金として限定年数分貰うという選択肢はないのだろうか。それにしても凄い金額だ。もちろん現役時代の月額報酬が大きいからこういうことになるのだろうけれど、私が働いていた会社の企業年金に比べたら優に3倍は超えているらしい。これは企業が倒産してしまった時はどうなるのだろうか。ゼロ?私が働いていた企業の企業年金はこれまでに既に2回も減額されたしまったそうだ。もちろん2/3以上の人がそれに反対しなかったということだ。反対したってどうせだめなんだろう?という気分になりそう。JALの場合もらえる金額が金額なだけに頑張るんだろうなぁ。しかし、既に退職金の上積みとしてもらってしまっている人たちは文句ないだろうけれど、その辺のバランスをどうするんだろう。「返してくれ」っていうのは通らないだろうしなぁ。それにしても不足分3042億円というのがやたら凄い金額。