ほぼ足りてまだ欲 その先

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Wendy's閉店


 ゼンショーが今年いっぱいの契約切れを迎えてとうとうWendy'sが日本から撤退するらしい。尤も米ウェンディーズは「日本でビジネスの機会を探りたい」としているという報道だから今後他の会社がフランチャイジィーとして名乗りを上げないとも限らない。しかし、全国に70数店舗だったというのだからやっぱりたいした数じゃない。私が知っているのは西銀座店しかないけれど、あそこは結構古い。あのビルができた時から一階の角にあったような気がする。なにしろあのビルのテナントがもうすっかり代替わりしているくらいではないだろうか。
 それでも私は多分1-2回しか入ったことがない。それはWendy'sは他の同様なファスト・フッド、特に日本のマックドゥナルドよりかつては割高だった記憶がすり込まれていたからだ。もちろん米国でもかつてはちょっと高級なファストフッドという扱いだった(あくまでも過去形だなぁ)ような気がする。なくなる前に一度食べておこうかな。
 ところで、日本にはArby'sはないの?ローストビーフのサンドイッチというのは日本ではあんまり歓迎されないのかな?それでもSUBWAYはまだ生きながらえているよなぁ。まるで「らんぷ亭」のようだ。
 日本マックドゥナルドのおかげで私たちは世界の様々なファストフッドに日本で接するチャンスを失っているようだ。IN-N-OUTにしたってこの状況では日本でフランチャイジィーが名乗りを上げるとはとても思えないものなぁ。
 それだのになんでKrispy Kremeはこんなに確立していたドーナツ業界にあんな旋風を巻き起こしたんだろう。ミスドや、今はなきダンキン・ドゥーナッツに比べてむちゃくちゃ美味しいような気がしないもの。いや、これはイメージの問題かも知れない。ほうらぁ、こんなに違うんですよ、とすり込まれるといつまでもその余韻が残るのだろうか。それは単に話題作りの成果であって、そういうことになると私たち消費者が簡単に騙されちゃうそんな人たちだ、ということになるだけなのか。
 そうするとちょっと高級路線だったウェンディーズゼンショーが手を出したことがそもそもの間違いだったということになるのか、あるいは手垢にまみれてしまっていたWendy'sのブランドを作り替えることができなかったということか。
 日本マックドゥナルドという企業のポリシーが日本の外食産業を苦境に陥れてきたんじゃないんだろうか。いや、私はあの会社に何の恨みも辛みもないけれどね。尤ももう何年もあそこの子ども騙しのようなバーガーを口にした記憶がない。