ほぼ足りてまだ欲 その先

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日系アメリカ人リーダーシップ・シンポジウム

 外務省と国際交流基金日米センター(The Japan Foundation Center for Global Partnership)主催の恒例の日系米国人リーダー招聘プログラム10周年記念。初めて国際文化会館に足を踏み入れる。大江戸線麻布十番駅から鳥居坂の急坂をヨイショヨイショと登る。この前を通ったのは多分40年ぶりくらいか。
 このシンポジウムが東京で開かれる時、あるいは出先で偶然タイミングがあった時に出席してきたので、多分これが3回目だろうか、はたまた4回目だろうか。今回は13名のシニア・レベルの日系米国人を招聘しているようだ。







シンポジスト:

  • Stuart J. Ishimaru(米国雇用機会均等委員会コミッショナー兼議長代理。
  • Moni Miyashita(IBM VP)
  • Jan Yanehiro(元CBS系KPIXの「Evening Magazine」のキャスター

モデレーター:道傳愛子NHK解説委員)
他に全米日系人博物館元館長:Irene Hirano Inoueと村瀬治男(キャノンマーケティングジャパン会長)。
 わずかに2時間のシンポジウムで冒頭に国際交流基金の理事長の挨拶、就任3日目の在日米国大使館広報文化交流担当公使の挨拶まであり、絶対的な時間が全く不足していて、今回のタイトルである「リーダーシップとは何か、キャリア、コミュニティ、そして文化への価値観を語る」はまさに羊頭狗肉の内容に終わる。
 ただ、個人的にはシンポジスト三人の発言は面白かった。全員がそれぞれの両親、祖父母の写真、そして出身地を把握していて、自らのidentityを確立しているようだ。
 アイリーン・ヒラノの報告はこれまでこのプログラムに参加した日系人たちがその後日本との交流をどの様に展開しているかを含んでいた。今回は同時通訳の日本語でフォローしようと心に決めていたのだけれど、彼女の盛りだくさんの報告の通訳はとんでもない早口で、一体全体何をいっているのか、nativeの私でもフォローできなくて、とうとう途中から英語にチャンネルを変えた。
 100人程度収容の会場の前半分ほどは「関係者席」とされていて後ろ半分が一般参加者と見られるけれど、その大半はなんかしら関係する企業やその他のようで、全く「一般」の参加者と思われるのはそのまた半分ほどではないだろうか。