最近はやっぱりお店でCDを買うということが少なくなったとつくづく思う。それでもたまにそんなところに足を向けるのだけれど、これまで聴いたことのないプレイヤー（今はみんなアーティストなんていうんだろうなぁ）の音を買ってみたいなぁとは思うのだけれど、大失敗だったらいやだなぁと思う。金ももったいないし、自分には合わない音源を置いておくスペースがもったいない。だから、できることならiTunesだったり、Amazon USAあたりでサンプル音源を聴いてからで良い。良いのだけれど、あれはたったの30秒にしかすぎない。
だったら、自分が音源として持っていない、かつての超売れものを安く売っているんだからそうしたものを買えばいい。そうも思うのだけれど、何もわざわざ古い録音を聴かなくたって良いじゃねぇかという気にもなる。そうすると結局何も新たに手に入れずに帰っちゃったりするんである。だからたまに当たりに遭遇するとものすごく得をしたような気がする。
先日Oscar Petersonのお好きな方にYouTubeをチェックしていますかとお伺いしたら、それは知らないというので、お見せしたら、コレクターであるご自分も知らなかった映像が引っかかって、この歳まで見たことがないものがあったことに喜びながらコレクターとして悔しがっておられた。近代兵器はやっぱり凄いけれど、なんだかこれまで極めてきた世界が、また一気に拡がっちゃって徒労感にさいなまれたりしちゃうんだろうか。
