ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

直球を投げる

 私の友人のI君は子煩悩なんだけれど、実はかなり真実をしっかり突く人で(それとこれとは関係ないだろう)、最近私たちの近くに現れた、ちょっと変わった男を評して私が「ちょっと変わっている男」ぐらいな表現をしたら「常識のない人でしょ?」と彼はまっすぐ直球をど真ん中に投げてきて思わず大笑いだった。
 様々な人びとが私の目の前に現れては消えていくのだけれど、その男だけでなくて、自分のポジションが見えないというよりも、思い違いをしている人たちというのは随分たくさんいるような気がする。他の人たちによってしつらえられた舞台にやってきて、ポンとそこに載ると突然自分は脚光を浴びる人間になったような錯覚にとらわれてしまうのかもしれないのだけれど、自分の立ち位置を誤解してしまい易いらしい。比較的上手いパートナーに支えられてパフォームできているのにもかかわらず、そこに気づいていないかのような行動、言動にでてしまう傾向は私たちのような素人には往々にしてあるんだろうと思う。
 どうやら実力のあるパフォーマーは常識派であることが多く、素人は誤解しやすい傾向にあるのかもしれない。ま、機会が絶対的に少ないからだといって良いのかもしれない。もちろん素人の私にもその傾向があって反省しきりである。人の振り見て我が振り直せ。