ほぼ足りてまだ欲 その先

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党首討論

 ハッと気がついたらもう15時半も過ぎていてテレビの党首討論も谷垣の質問の終わりの頃にさしかかっていた。谷垣も随分ハイテンションで頑張る頑張るという調子の演説だったけれど、そのあとに出てきた公明党の山口は凄かったなぁ。いや、あぁいうのは凄いというんじゃないな。そうそう、40年くらい前の全共闘のアジ演説に近いくらいのハイテンションだった。挙げ句に鳩山が応えている途中でもうそんなのんびり回答に構っている余裕なんてないんだ調で、立ち上がってわぁわぁになっちゃう。こりゃもう党首「討論」なんかじゃない。いっそのことNHKの日曜日の朝9時から3時間かけてでもやって貰った方が良いんじゃないかというくらいだ。山口もあんなに憎まれ口を聴くことができるんだなぁ。
 谷垣は山口に代わったら志位の隣に座った。志位と谷垣が会釈をした。あ、そうか、野党だったもんなと思った。
 ほうぼうで書かれているし、鳩山もいっていたけれど、自公連立に至るまで自民党政権はずっと官僚が何もかも決めてきたから、閣内はそのまま文句をいわないから閣内一致だし、委員会での答弁でも紙を見ながら読むんだから間違えるわけもない。その紙すらちゃんと読めないから、みんなにバカにされちゃうんだな。
 新聞紙上でも、テレビの中でも「なんにも決めない・みんながばらばらな民主党鳩山政権」の大合唱だ。まだ、半年だ。いろいろ苦労しているのはよく分かる。みんなどんなことがあってもなんでも取り上げられちゃうってことも相当分かってきただろう。週刊誌に書かれて怪しからんのであれば、自民党にはこれまでさんざん書かれた議員が何人もいて、枚挙にいとまがない。ま、尤も昨年の衆議院議員選挙でおっこっちゃったのがいるけれどね。
 多くの人が新聞とテレビでしか情報は取れないわけで、他に興味があることがたくさんあるんだろうから、疑ったりしないままに銀座や新宿の街頭でのテレビのインタビューに答え、ラジオに電話して意見を言うということで、新聞・テレビがいっている通りの話しか出てこない。
 もう、自民党が過去の政党であることは明白だけれども、未だに行政機関のあちこちにその残滓が残っていて、その余韻がぽろぽろとこぼれてくる。