ほぼ足りてまだ欲 その先

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すべて理由がある

 土曜日の朝のテレビといえば日本テレビ系(実際はよみうりテレビ)の「ウェークアップ!ぷらす」という番組しか私にとって見るものがないというのが実に悲惨。この局の番組なんだから、もちろん反民主、つまり親自民傾向にあることは知っていなくちゃならないわけだ。
 コメンテーターは読売テレビ特別解説委員という岩田公雄、そして読売新聞解説委員の橋本五郎で、今日はその上、元参議院議員で途中でそれを放りだした竹中平蔵加藤タキというメンバー。
 今朝のゲストは「たそがれ日本」の園田博之横浜市の150周年をぶちこわし、任期途中で市長を辞めて逃げ出し、新党立ち上げを表明し、それまでこの番組でよく見た中田宏というメンバー。
 民主党をこき下ろすことだけに集中した議論。霞ヶ関がこれまでに如何に美味しいことをしてきたのかをあからさまにして、私たちの税金の使途を明らかにしていこうとしている「仕分け」を否定する発言が相次ぐ。どうせ大した結果が出てくることは期待できないのであって、これはパフォーマンスにすぎないというニュアンスを振りまく。橋本五郎に至っては「この世の中に存在するものには総べて理由がある」と発言して、霞ヶ関を擁護する。
 中田宏に至っては沖縄は全日空がアジアへの貨物便のハブ施設を設置したくらい、アジア地域においては中心となる拠点であって、そういう観点で基地があるのであって、それはなにも沖縄にすべてを押しつけるという意味であるんじゃないんだと説明する始末。その後付け理論は良しとしても(してはならないけれど)、結果として押しつけていることにはどんな詭弁を弄しても変わりはしないのである。