ほぼ足りてまだ欲 その先

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41年ぶり

 今朝の東京は雪だったのだそうだ。八王子で積もったという。こんなに遅くに雪が降ったのは41年ぶりだとニュースがいっている。首都高速も閉鎖されているところがあるというくらいだ。軽井沢では積雪18cmにも達したという。1969年にも4月17日にやっぱり雪が降ったそうで、それ以来の遅い雪だという。正に丁度まるまる41年経ったということだ。(こういう時41年「ぶり」というのだろうか。「42年ぶり」というのではなかったかなぁ・・・)。
 私はその年、大学3年になった春だったはずで、この日の雪というのは全く記憶にないんだけれど、2月の期末試験の追試験の当日に雪が降ったことだけは覚えている。当時、我が母校では3年に進級するためには1-2年での必修科目を総べてクリアしていることが求められ、私はドイツ語一科目(あ、私はドイツ語を習ったことがあったんだ!)を落として留年の瀬戸際にあった。救済措置としての追加試験というのがあって、これを落とすと留年決定となる。その当日雪が降った。当時の国電は雪にめっぽう弱くて、すぐに止まる。この朝も遅れに遅れ、途中でとまっていた。「そうだ!こんな時は地下鉄だっ!」と丸ノ内線に乗ると、途中で止まる。あの地下鉄はお茶の水と四谷で外に出る。忘れていた。試験の教室に到着すると既に試験は始まっている。今だったら絶対に試験開始が遅らされるだろうに、当時の学校は「厳格」だったといえば良いのだろうか。まぁ、そもそも大学生にもなって追試になるような奴はどうせいい加減なんだから厳格にして良いという考えもあるかもしれないけれど(そりゃどうかなぁ)。
 かすかすの点数で進級した3年生の春だったはずで、あんまり感心しない「雪の想い出」なんである。