ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

 本当に11月の東京に降りましたねぇ。うちの方は積もってはいません。やっぱり都会の暖気があるんでしょうねぇ。軽井沢の友人のところはなんと20cmもの積雪だそうです。
 11月に東京で雪が降ったのは54年振りだといわれています。1962年11月22日だったといいますから、当時私は中学三年生だったわけです。横浜から大森へ通っていました。その日のことはまったく覚えていません。
 実は高校の入学試験の合格者発表の日、つまり、1963年2月か3月のことではないかと思いますが、その日雪が降っていたのを想い出します。1963年、昭和38年は豪雪の冬で、三八豪雪といわれたんだそうです。その流れで第一志望校に落っこちた発表の日もしくは第二志望校の合格発表の日の雪は忘れられません。でも、どっちだったんだろう。両方ともだったのだろうか。
 当時の東京都立高校の制度では学区内全部の高校の定員以内に順位が入っていれば、どこかの学校に入ることができるという仕組みでした。つまり、全受験生の順位を明らかにして線を引いたわけですね。今のようなデジタル社会だったら、それほど大変じゃなさそうですが、当時は一体どうやっていたんでしょうねぇ。カードを並べたりしていたら何枚あっても足りないし。
 前にも書きましたけれど、翌日学校へ行って受験した連中が集まって回答あわせをしたわけです。多分新聞に問題と解答が掲載されたんだと思います。ところが結果を見ると、どうも第一志望の合格ライン(なんでそんなものが中学の先生にわかったんですかねぇ)に3点足りないというんですよ。音楽の試験結果が良くないと。私、音楽や美術を紙の試験することに馬鹿にしてましたので、それが良くなかったんでしょうねぇ。
 それで中学の先生が「どうする?」というんです。行けそうな学校は多分4校あるけれど、その中でも上の学校は多分君より成績が上で第一志望を落ちてくる連中が志望するだろうから、その次の学校にした方が良いよ。追加募集があるかどうかわからないから、ここに決めたら?さもないと高校浪人することになるぜ、というのですよ。それでその学校に決めたのが、また雪の日でした。
 確かにあの冬は雪が多かった、ということなんでしょうねぇ。