ほぼ足りてまだ欲 その先

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入試英語

 もうこの国の文科省行政はむちゃくちゃで、大学入試に民間の英語試験を導入するとかいっていたでしょ。例えばTOEICだったり英検だったりって。でもあれは今のところ決定していないみたいですよねぇ。なんともイージーな考えですが、そのイージーさの裏には業者が儲かるという思惑の中にございますなぁ。なんだか、まるで、高齢者の運転免許の検定、研修と名を打った自動車学校救済政策を彷彿と致しますね。免許取得者の減少に取って代わるような救済策でございますよ。さぞかし国土交通省の官僚は業界から大感謝なんでございましょうねぇ。まさか自動車学校経営者の大半が創価学会員でそれで国交省とつながっているなんてことはないだろうと期待したいところではございますねぇ。
 ところが都立高校では2023年度の都立高校入試から「中学校英語スピーキングテスト」を導入することに決まっているんだそうです。え〜〜っ!!でございます。そうですかぁ、今や都内の中学校ではスピーキングをそんなに教えているとは知りませんでしたよねぇ。長生きはするものでございますなぁ、私たちが中学生の頃には考えもしなかった事態でございますよ。そんなに近頃の中学英語教育は進んでいたんだなぁと思ったら、ぎっちょん!
 驚いたのは、そもそも中学の英語が必修科目になったのは2002年になってからのことだというのですよ!えっ!まさか!と思いましたよね。だって、私が中学に入った時はもう既に「I am a boy. I am Jack. I am Jack Jones.」をやっていましたよ。じゃ、あれは何だったのか、といったら、なんと「1955年以降英語を高等学校の入試科目に加える県が増えたから中学でも実質的に必修科目になった」というのですよ。
 つまり、今回も高校の入試でスピーキングを課せば中学はそこに力を入れざるを得なくなるというわけです。そんな阿呆な発想で、現場は凌げると云うんでしょうか?

 なんか、絶望的な話だなぁ。