なぜか知らないが、中村哲(アフガニスタンの人ではない)というVancouver生まれの日系二世カナダ人が戦後の日本のエンターテインメント業界にいたということを私は全く気がついていなかった。ロイ・ジェームス、E. H. エリック、ビンボウ・ダナオといった日本語を駆使する外国人タレントは司会なんぞに多く出ていたのにはもちろん気がついていたけれど、サリー・中村には全く記憶がない。だから、この本を知ったときには、きょとんとして眼がぱちくり状態だった。手にしてみると、この本の著者は「寺島優」となっているけれど、実は息子の中村修だというのだけれど、なんでその実名でこの本を書かなかったのか、私には理解できない。著者は映画の東宝にいて、宣伝部にいたという。その後独立して漫画の原作をたくさん書いているそうだ。懐かしい時代の知らなかった話がたくさん出てくるのではないかと愉しみ。1年数ヶ月前の出版。今まで知らなかった。え〜ッとどこで知ったんだったか、もう思い出せない。