ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

ブログを書く

 私と同年齢くらい、つまり団塊の世代がどんどんリタイアーして、時間ができてきているらしくてブログやtwitterあるいはmixiに手を染める人がどんどん増えてきた。なにしろ会社勤めをしていたこの年代の人たちは後半、ワープロやらパソコンに手を染めざるをえない職場環境になってきていたからハードそのものに対する垣根が低いのかもしれない。なにしろmixiには昭和20年代のコミュニティーなんてものすら存在する。
 もう少し上年齢の人たちだと、事務所の機械、コピーマシンだとかその類に対して苦手な人が多かった。アシスタントに何でもやらせていたのを想い出す。手書きの原稿を渡して「清書して」といっては打ち込ませていたし、「これを5部」とかいってコピーを作ってもらっていた。その点では私くらいの年代は自分でやるしかなかったからそういうオフィス機器を仕方なしに使いこなしてきた。
 そうして考えるとこのブログって奴は同僚とお茶を飲みながら、あるいは帰りに一杯やりながらわぁわぁとあぁでもない、こうでもない、そりゃ違う、お前はものを知らない!なんていっていたのをそのまま書いているようなものではないだろうか。まぁ、日記といえば日記だけれど、これができてストレスがたまらなくなったかもしれないなぁ。喋る相手が見つからなくたって、これで喋った雰囲気が自分の中に醸成されるのかもしれない。
 これはある意味では勤め人だったからの話で、自営業の人でこうした機器を使いこなして、どんどん発信している人を見ると本当に頭が下がるのだ。
 そういえばまだテレックスの時代に、テレックスの機械の前で、材料を全部揃えて、向こうの事務所が開く時間までに情報を入れようとテープ打ちに励んでいると、隣の機械でこつこつと打ち込んでいる某部長さんと一緒になることがあった。私たちは舌を巻いたものだ。あの方はきっと自分のオフィスですべての機器を使いこなしていたに相違ない。
 こうして考えると、あの方が今まだお元気でおられたらどんなことを発信しているのか覗いてみたいものだ。