心に残るプレゼント：
受けを狙うわけではないけれど、やっぱり、子どもたちが幼い頃に書いてくれた誕生日のカードだろうか。
8年前に引っ越しをした時のことである。自分の机を整理していて段ボールに中身をそっくり放り込んでいたら、鉛筆で書いた稚拙なひらがなが並んだノートの切れ端が出てきて、あぁ、そういえば二人の子どもが良くこんなことをしてくれたっけなぁと思いだした。
長男が小学校の一年くらいだっただろうか、彼がくれたのは「なんでもやりますけん」と書かれた券で、とにかく私がいうことはなんでもいうことを聞いてやります、というものだった。あれの有効期限は一体いつなんだろう。今でも有効なんだったらこうお願いしたい。「なんでも良いから、元気に暮らしておくれ」って。正直なところ、なんでも良いから子どもたちにはとにかく心身共に健康で暮らしていって欲しい。それじゃ、交換条件だ、覚悟は良いな？てなこといわれて、それが叶うというのなら、正直、私の寿命が今事切れても文句はないね。
