この時点での鈴木宗男の収監報道である。彼はここのところ、野中が指摘して初めて明らかになった官房機密費について、立て続けに発言してきた。野中は卑怯にも途中からこれを否定に掛かっているが、愚直の典型のような鈴木宗男はいい続けていた。小沢一郎陸山会事件、厚労省村木事件といい、これはおかしな方向に流れができて来つつあるような、いやぁ〜な予感がする。あの足音がしているのだろうか。
ひょっとして霞ヶ関が、自らの保身のために徹底抗戦を期しているということだろうか。心して立ち向かう必要がありそうだ。
ひとり大地の党を主宰しながら鈴木宗男は外務省関連について質問書を次から次に出し続けてきた。今回の最高裁の上告棄却によって鈴木宗男が致命的なダメージを受けたことを一番嬉しく受け止めているのは外務省そのものに他ならない。彼等は今日、枕を高くして寝る前に乾杯をしているに違いない。
これでもし、菅直人がこのまま総理大臣を続けることにでもなれば、霞ヶ関は小泉・竹中時代を遙かに上回るわが世の春を謳歌し、私たちは霞ヶ関のために税金を払い続け、その子分たるべき地方自治体の為にこの国をまわしていくことになる。
いずれにしろ、今回の民主党代表選挙はこの国の将来をどこへ向かわせるのかという大変に重要な岐路に立っているのだ。
(追加)
沖縄県知事選挙の時の官房機密費は明々白々だと鈴木宗男は会見で強調した。どうする、仙石由人!?
日本共産党市田忠義書記長のコメントは今回の鈴木宗男に対する最高裁の判断の中身を斟酌せず、木で鼻を括ったもので、<共産党>という名前を掲げた組織保守システムでしかないことを露呈している。その点では社民党のみずほ君の方がまだましだった。