鳩山由紀夫って人はこの国の内閣総理大臣なんかやった人だけれど、その役から降りたときに、確か「もう国会議員からも引退する」といっていた。いっていたのは私もテレビのニュースで聞いたんでこれは確かだ。
でも、どうやら伝え聞くところでは、やっぱり国会議員を辞めることはやめたんだそうだ。なにがあったのかわからないけれど、啖呵切ったんじゃなかったのかね、とここまで云って、ハタと思ったのだ。
これ、どっかで聴いた話だなぁと。そうそう、私が会社を辞めたときの話と一緒で、恥ずかしいのだ。「君は異動だ！」といわれたときに「あ、そうっすか、じゃ辞めます」と啖呵切ったところまでは格好良かった。ところがそうしたら、ある男から電話がかかってきて「辞めるって云ってんだって？！」というのである。なんでそんなに早く知っているのかわからないんだけれど「俺のセクションと関係ある仕事をして貰おうと思っていたんだよ」というのである。
何云ってんだよ、そんなの早く云えよ、ってんで直ぐさま「さっきの撤回して良いですかね？」と聞いちゃったのである。「一度辞めるって云ったものを撤回なんてできるわけねぇだろっ！」と今度は反対に啖呵を切られちゃったのだ。格好わるぅぅ！そのまま辞めることになったのは云うまでもない。
ところがこの話には後日談があって、その電話してきた彼は後にその発言を否定していた。そりゃそうだ、なぜって彼は会社に残っているんだもの。
鳩山由紀夫も甘ちゃんだけれど、そんなことを大きな声でいえる立場に私もいないという話だったのである。この話は小さな声で云ってまっせ！あぁ、恥ずかしい。
