去年のスイスの「氷河特急」の事故の結果。
運転士に対し、業務上過失致死に当たるとして1万5000スイスフラン（日本円で130万円余り）の2年の執行猶予つきの罰金を命じたもので、運転士はこれを受け入れたことから7日、命令が確定しました。この事故では、観光列車を運行していた鉄道会社への刑事責任は問われることなく、スイスの捜査当局による事故を巡る一連の捜査は終了（NHKテレビニュース3月8日 8時39分）
日本人観光客がひとり亡くなっている。あっけない幕切れで呆れる。運転士に対するこの程度の罰金で終わらせるスイス政府に対して不信感が募る。この犠牲者が欧州人であったらどうだっただろうか、なんてことを考えてしまう。観光立国として、どうなんだろうか。運転士ひとりの問題だというのであれば、これからだって起きない補償はないよ。何事もなかったかの如く、交通費、宿泊費の高いスイスへの旅は計画されている。
