はっきりいって、テレビが四六時中放送していることの意味が今あるのか、ということを突き詰めると、解答は「否」である。いつテレビをつけても、必ず地上波もBSもCSもほとんどなんかしらが映っている。映っていないのは午前0時から午前5時頃までのCS位のものだろう。あ、いやいや、そんなことはないか。月曜日の午前0時くらいから午前5時くらいまでは殆どなにもやっていない。
で、月曜日の未明に殆どなにも放送がなくて困りに困るのかといったら全く「否」である。ただ、そんな時間に目が覚めてしまった時に寂しくて堪らない、ということくらいである。どうしても困るのであれば、起きだして本でも嫁がよいのだろう。
昔近所のお金持ちのうちがテレビというものを買ったというので見せて貰いに行った時、あれは多分50年以上昔のことだろうけれど、映し出されたのはテストパターンだった。動かないのである。昼は昼飯時の前後一時間くらいだっただろうか。朝はどうだったのか憶えていない。そして夜が午後6時くらいから午前0時くらいまでだったのではないだろうか。NHKは日の丸がはためいて君が代がなり、日本テレビはなんだか知らないが鳩が羽ばたいても飛ばないまま、ちょっと風変わりな曲がなって終わりだった。
私はラジオとパソコンがあれば困らない。お年寄りはどうだろう。若者はどうだろう。家庭の主婦はどうだろう。あんまり困るようには見えないけれどなぁ。
