ほぼ足りてまだ欲 その先

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人数少ないのに

 BS-fujiのテレビデで欧州列車紀行という番組があって、セリフも少なくて見ている分にはとても気持ちのよい番組がある。フジ系列の番組としてははなはだ静かで品のよい番組だ。
 タイトルにある位で四六時中汽車に乗っている。そりゃ当たり前で、それを見せる番組だ。で、気がつくのだけれど、欧州の国はいくつかの例外を除くと案外小さな国で、人口も少なくて、ことほどさように市場規模がそんなに大きくなるはずがないような規模の国ばかりだ。まぁ、だからこそEUとしてひとかたまりで考える必要があるわけだったのだろう。
 それなのに(人口が少なくて市場も驚くほど大きくないのに)、鉄道はその殆どが電化されていて、結構足繁く都市間の便や平気で隣国を通り越してその先までいくサービスが走っている。それどころか、教育にしても、医療にしても、どうして日本なんかよりもなんぼかまともなサービスを提供できているのだろうか。日本という国ではこんな範囲に全体で1億人を超える人数が暮らしているのである。それなのに、電化されていない鉄道だって今でも平気でその辺りにあるし、医療費もかさむし、教育費もかさむ。ほんのわずかの金を子ども家庭に支給しただけで「バラ撒きだ」といって評価されない。
 なんでこんなに違うんだろうか。確かに日本の消費税にあたる部分は安くない。だから、物価はエライ高い。この差がどこにあるのか、勉強する必要があると今更に思うのは、ちょっと遅すぎるな。