ほぼ足りてまだ欲 その先

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私だけじゃなかった

地デジ化で視覚障害者が困惑 ラジオでテレビ音声聞けず
 地上デジタル放送への完全移行が24日に実施されると、ラジオでテレビ音声を聞くことができなくなるため、視覚障害者らが困惑している。全日本視覚障害者協議会(全視協)の山城完治総務局長は「国策のためにテレビから置き去りにされ、寂しい」と肩を落としている。
 視覚障害者の多くは、テレビ音声を受信できるタイプのFMラジオを愛用してきた。ラジオでテレビ音声を聞けるのは、テレビがアナログ放送だったためで、地デジ化でアナログが停止されると受信不能になる。
 厚生労働省の調査では、視覚障害者の情報入手手段の1位はテレビで、66.0%(複数回答)に達した。(2011/07/11 09:44 【共同通信】)

 私は小さなSONYのラジオを愛用していて、寝床の中で眼が覚めればテレビ音声、AM、FMを聴いている。そのラジオも何度も床に落としたし、そろそろ限界が来ていて、電池の蓋に至ってはセロテープで固定しているという位だ。今月に入ってから気がついたのだけれど、このラジオでテレビの音声を聞いていると「この放送は24日正午で終了します」という。その時はテレビ音声を諦めるしかないわけで、ラジオも買い換えるかなぁと思っていた。
 しかし、視覚障がいを持っている人たちにとってはそんな簡単な話じゃなかったのだ。自分の想像力のなさにがっかりだ。こうなると画面が全くなんの役にも立たないにもかかわらず、地デジのテレビを設定するしかないということになるのだろうか。それにしては設備投資額はバカにならない。じゃ、ラジオで情報をとれば良いではないかという話になるのだけれど、この厚労省の情報を総務省は知らなかったのだろうか。何か、これまでのテレビ音声受信に代わる方法はないのだろうか。
 ワンセグテレビがあるのだから、それを受信する手段はありそうだけれどなぁ。ワンセグテレビを買うにしても値段が違う。