ほぼ足りてまだ欲 その先

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更迭

 ニュースによると経済産業大臣原子力安全保安院長、エネ庁長官、事務次官の更迭を発表したんだそうだ。
 時事通信は松永和夫事務次官の後任に安達健祐経済産業政策局長、寺坂信昭原子力安全・保安院長の後任に深野弘行商務流通審議官、細野哲弘資源エネルギー庁長官の後任に高原一郎中小企業庁長官となる後任人事を報じている。ただ、これは単なる順繰り人事に過ぎなくて、その回転をちょっと速めただけだという見方があるという。
 多分これは海江田万里がイニシアティブを取って行った人事でもなんでもなくて、経産省の既存路線そのものなんだろう。
 ここで問題なのは更迭された三人が今後どんな進路をとるのか、という点にあって、これはマスコミが報じるかといったら決してそんなことはないだろう。しかし、どうにかして私達は彼等の進路を見張り続けなくてはならないと思う。多分彼等は誰ひとりとして、この事態を招いたのは自分の責任だなんて思っているわけもなく、なんで俺の時にこんなことになるんだと思っているのに違いない。
 海江田万里は遂にこんなところまで霞ヶ関の言いなりになっているに過ぎなくて、哀れそのものである。しかし、それも身から出たサビだ。

 ところで班目先生はどうしておられるのか。あの方の責任は結構重いよ、彼自身の発言も含めて。


 追記:20110805 00:50

福島第1原発:安全委の班目氏「責任問題ない」
 内閣府原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長は4日、東京電力福島第1原発事故の対応をめぐる自身の責任について「私自身、少なくとも責任問題を持っているとは思っていない」と述べ、辞任する考えがないことを明らかにした。
 4日の定例会議の後、記者会見で答えた。「安全委の責任の取り方は(原発の安全性についての)指針の見直しを早急に進めることだと思っている」としている。(毎日新聞2011年8月4日 19時41分)

 物事を冷静に判断する能力に著しく欠けているのは今回の福島第一原発事件に際しての言動、行動で露呈していたが、事ここにいたってこのような言辞を弄するのであれば、彼は明らかにこの業務を完遂できる筈がないことは明白だ。