ほぼ足りてまだ欲 その先

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ウィキリークス

 アサンジのウィキリークスによって何が進展したかというと、これまで「そんな事実はない」とシラを切られると、なんの根拠も示すことができなくて、その時代の権力(戦後の日本でいえばそれは殆ど自民党政権)の言いたい放題だったことが、そんな具合に良いように民衆を振り回すことができないということになったのだという点で、これは非常に重要且つ大きな変換である。
 いつどこで何が暴露されるかわからない。しかし、そうして暴露された事実も、民衆自身が何をどう判断するのかという点が変わらなくてはなんの足しにもならない。まさにその部分が民主主義の成熟度に依るわけで、これまで民主主義を理解させないように権力が仕向けてきた社会は、突然その様な状況に放り出されてもどうして良いのかわからない。それが戦後の日本社会では65年以上もそんな状態に置かれてきたということなんだろう。