ほぼ足りてまだ欲 その先

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侵略

 近年、全く他国に武力を持って侵犯したというのはイラクアフガニスタンくらいか?あとはみんな内紛にちょっかいを出してアメリカとか仏独英なんてところが遠征しているってことくらいかなぁ。リビアだって武力革命をNATOが利権がらみで革命派を後押しして爆撃したってことだったと記憶している。
 となると、プルトニウムを生産して原爆を持たなきゃだめだといっている元不良小説家の都知事がいっているこの国が侵略される可能性がある、というのは一体なんだろう。
 この国には資源はない。さっぱりない。この国が持っている資源といったら人間と、みずみずしい自然だ。これは武力を持って侵略したらなくなっちまう。現に太平洋戦争の時にはずいぶんなくなった。だからそれを狙ってくるといっているわけではない。
 ま、誤解を恐れずに具体的にいってしまえば、中国や韓国がもしこの国を侵略するとしたら、例のシナ海の領海を巡ってのことだろう。しかし、海底ガス田やら海底石油は本当に開発に値するほどの埋蔵量があるんだろうか。日本は試掘もしてないから判らないのかも知れないけれど、なんで試掘しないんだろう。もうひとつは漁業権の問題ってことになるんだろうか。

 結局「国」というのは「利権」の取り合いのために存在するということなんだろうか。これが「国」という形態をとっていなかったらアメリカ先住民が白人国家にどんどん搾取されてしまったのと同じことが起こるのかも知れない。しかし、私達は一応国という形態をとっていて、先の戦争での連合国の組織だけれど、国際連合にも加わっている。
 国境紛争はこのままにしておくと、ますます揉めるだろう。揉めた方が中国、韓国にとっては面白い展開になるはずだ。この際、どんどん先んじて行動してしまえば良いのではないのか。何もかもすべて国境を接している国の間では折半にする条約だ。
 TPPなんて自国を白旗を掲げて明け渡すような不平等条約に躍起になる前に、こっちの議論を真剣にやるべきではないのか。
 向こうが武力に訴えようと迫ってくるんだったら、(森永卓郎じゃないけれど)そのままどんなことでありたいのか、いわせてみたらどうだろう。