私のひげ剃りはもう15年ほど前に買ったドイツのブラウンのものだ。1971年に社会人になった時に義兄から小さなブラウンのひげ剃りをお祝いに貰って以来、ずっとブラウンのものを使い続けてきた。この手の電気カミソリは内側の刃をブルブルと振動させて外側の網刃とで髭を切断するというものだ。だから、使えば使うほど刃がなまくらになっていって、切れ味が悪くなる。そして最後には網刃が破けて、顎に傷がつくという終わり方をする。
もちろんこの15年前のものもこれまでに2-3回網刃、1回は内側の刃も取り替えた。ワンセットで取り替えるとそれだけで3千円ほどしたと記憶する。ところが今の刃は一体いつ取り替えたのか記憶がないくらい昔のことのようだ。やけに長持ちをする。昨年かに替え刃を捜したらもう作っていないということだった。
しかし、良く考えたらここ何年かは毎朝髭を剃っていないのだ。つまり2-3日に一回しか髭を剃らないのだから、その分長持ちして当たり前なのだ。
新しく一番安いものを買ったら、あんまりちゃんと剃れないので、がっかりした。
