高校の同窓会報というものがとても久しぶりに届いた。随分永いこと見てないなぁと思ってたぐってみたら、二年に一度発行することにしたんだと書いてある。なるほど、そんなんでも良いんだろうなぁ。実はこれが届くようになったのにはいきさつがあって、十何年か前に見慣れない名前が書かれた封書が届いて、「同窓会名簿を作るから改めて個人情報を送るように」というものだった。しかし、どうも納得がいかなくて、同窓会あてに問い合わせたら、それが偽物で、個人情報集めのためにそんなことをしているのだということが判明した。そんなことがあったものだから、きちんと同窓会に届けておこうと引っ越した時に新しい住所を連絡する気になった。そうでなかったらそのままになっていて行方知れずになっていたかも知れない。
で、その二年間に一度しかやってこない会報に依れば今年は同窓会を開くのだけれど、それをなぜか京都で開くというのだ。え〜っ！東京の、それも公立高校なのに？知らなかったのだけれど、この高校の同窓会には北海道、東北、関西、九州に支部があるのだそうだ。大学でもないのに、驚きだ。残念ながら日にちが合わなくて参加できない。
そしてもうひとつ驚くことにこの二年間に二人の同期生が亡くなっていた。ひとりは同年配の人たちのパーティーで山で遭難してなくなり、新聞記事にもなった男で、その時に共通の友人から状況を聞いた。もうひとりは何人かいる中学から同じ高校に進学した生徒のひとりで、後に私が一年間だけ通った大学に進学した男だった。彼が既に他界していたことは知らなかった。どうしているんだろうかと何回か想い出していたのだけれど、その後を知ることもなく、去っていってしまった。この歳になるとこうしたことが日々起きてくる。
