ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

慌てて

 一昨日に銀行にいってATMから振り込みをした。なぁに大した金額じゃないのだけれど、2件の振り込みをしたら疲れ果てた。なんで疲れ果てるのかというと、追いまくられてしまうからなのだ。まず振込先がどの銀行かとメモに目をやっているうちに、機械が「お振り込み先の銀行をお選びください!」と周りの人に聞こえる様な大きな声でいう。思わず辺りを見回してしまう。煩いなぁ、わかっているよと銀行の名前の書かれたところを押さえると、五十音が出てきて「支店名を押してください!」と大きな声で云う。やや、これは大変と「と」という文字を押さえるとバラバラと「と」から始まる支店の名前が羅列され、またまた機械がなんかいおうとするものだから、慌てて都立大学前支店のところを押す。なんだかんだと機械の声に追い立てられながら振り込み者である私の口座名のままで行くのか、何か違う名前で行くのかという違いを打てといっているらしいところまで来ると、もはや頭が回らなくなりそうで、これは一体何を私にいわせたいのか機械に聞いてみたくなる。「お前が聞いているのは、こう云うことなのか、そうじゃないのか」と。しかし彼女(女性の声だからこの機械は女性なんだと思う。まさかカウンターテナーじゃないだろうな)は答えそうな気がしない。そうやって機械に追いまくられて最後まで来ると振込先を覚えさせるのか、イヤそうじゃなくて、このまま終わったらいいのか、というようなことまで聞いてくる。もう一件終わったらぐったりである。それをもう一件やらなくちゃならんと思ったら気が遠くなる。
 こんな世界なんだからもう面倒くさくなって、もう良いやとやらなきゃならんことも放りだして暮らしている人は世の中にいくらでもいるんじゃないかと思う。その上に安くない金額をこの壁を乗り越えながら振り込まないと保険も何も効果を生み出さないっていうんだから、全員が社会保険料を納付しないのも宜なるかななのである。社会保険機構が集金に来て貰いたい。そうすればもっと納付率は上がるさ。
 ATMのアナウンスは一体役にたっているのか?