ほぼ足りてまだ欲 その先

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東京電力福島原子力発電所事故調査委員会・斑目春樹参考人

 昨日の彼の発言は衆議院TVで見ることができる。エクセレントというほどのいわゆる「官僚」としての発言には驚き舌を巻く。彼は冒頭、「瑕疵があったことは認めざるを得ない。お詫びする」と発言し、読売なんかはここの部分を記事にしているわけだけれど、実際に彼が調査委員の質問に対して答えている発言を聞いていると、やれSPEEDIは役に立たないのだと云った傍から使い方はあるんだとか、あのデーターを公開するという言葉はどこからも聞こえてこなかっただとか、「この場でこういう発言して良いのかどうかあるけれど」と振るものだから、突っ込んだ個人的意見が開陳されるのかと思ったら、原子力安全委員会はやることをやろうとしているところでこの事故にあってしまって間に合わなかったのは残念だったと言い訳。
 しかし、初代原子力安全委員長を社主として輩出していた讀賣新聞はそこまでは触れないのである。典型的な「官僚」が典型的な「言い逃れ」をする姿をじっくりと学習することができるので、チラッとでもご覧になることをお奨めする。但し、冒頭のみで終わってしまうと、結構潔くしっかり吐露しているじゃないかという気持ちで終わってしまうので、ひと言ご忠告させて戴く。