ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

こちらもデビュー

 どうやら私が属していた「グループ・サウンズ・バンド」がドラムの後釜が見つからないなぁといっているうちに、リード・ギターとベースがハワイアンに行くといって離れてしまい、サイド・ギターは元々フージョンバンドをやっていたので、GSヴォーカリストが一人になってしまったので、この際だ、というので、ジャズを習いに行くことにした。
 とにかくそういうところで歌を唄うことを人から習う、ということをしたことがないので、どうやって探して良いのかもわからない。ジャズのプロ歌手の方もその世界では重鎮の方を男女それぞれ存じ上げているのだけれど、彼らはプロになりたい人を教えているわけで、こんなアマチュアの、しかも爺さんが行ったんじゃ足手まとい。ヤマハだ、山野だというスクールもあるのは知っているのだけれど、結構お高い。
 そう思っているところに思いついたのが、いわゆるカルチャーセンターである。パンフレットをネット上で探すと、なるほどあるじゃないか。こういう習い事は昔から、落語にも出てくるように、美人な先生につけばきっと一生懸命精進するだろうというものだけれど、そこはそれ、私なんてまじめを絵に描いたような生徒なわけだから、男性の先生を選ぶわけだ。
 20名ほどの生徒は(もちろん平日の午後だから)高齢な男女ばかりで、多分最年長とおぼしき方は70代後半か。しかし、皆さんここへ来てジャズ・ヴォーカルを唄おうというのだから、楽しく、自分のペースを守って楽しむ人たちばかり。中には自分でちゃんとアレンジしたスタイルで唄っている人もいる。
 2回で1曲をこなす。今週と来週はジョージ・ガーシュウィンの「Embraceble You」。元々ミュージカルの中の歌で、立派なヴァースがあるんだけれど、ハナからAメロ突入。
 どっかで聴いた曲だなぁと思ったら、ロッド・スチュアートがAmerican Standardを歌ったCDの中に含まれている曲で、彼のキーは無茶高。私のキーは「F」。