ちょっと寝不足だったのだけれど、イースター・サンデーの礼拝に行った。どう考えても次の予定を考えると途中で出てこざるを得ないというのに。それでも、やっぱりイースターという大事な日なんだからと出かける。周辺の公園には桜がまだ満開まで至らずに、それでも今が一番良い時だろうなというタイミングの桜である。
私が行きに通りかかった時には、まだちらほらという程度の人が集まりつつあるという程度だった公園が、帰りがけ、つまり2時間後に通りかかるともうぎっしりと人がいて、ギターの音は聞こえるし、バーベキュウの煙が上がっていて、肉が焼ける匂いまでする。日本人の桜の愛で方は面白いなぁと思うけれど、考えてみたら、豪州人だって、何かといったらBBQコンロを持ち出すのだから、大差はない。彼らは学校の運動会の時にまでBBQコンロを持ってきて昼休みにあちこちで煙が上がっていた。
睡眠が足りない上にわかりにくい説教だったものだから、途中で何度も手に持ったものを取り落としそうになった。
何でこんな日に途中で出てくるようなことになっていたのかというと、サンフランシスコから毎年帰国しては100人以上の人たちを集めてライブをされるジャズ・ヴォーカルの細川綾子さんの日で、もう20年近く行っていない大手町で友人たちが集まっていたのだった。同じくサンフランシスコから帰国中の長部正太のピアノに藍澤栄治のベース、加藤泉のギターという編成。細川さんはおいくつになられるのか、よく知らないけれど、多分私よりは一世代上で、ベース巡りの経験をお持ちのはず。それにしても唄っておられる方というのは本当にお元気だ。
バッフェのランチの時間が1時間半もあって、我らの仲間はほとんどがあっという間に食ってしまって時間を持て余しながらわぁわぁと先日の同期パーティーの話で盛り上がる。
はねてから、今度は河岸を変えて焼き鳥でいっぱいということになり、とことこと日頃歩き慣れない界隈を歩くと、あっちもこっちも見慣れない背の高いビルになっていてびっくりだ。こんなに地震だ、地震だと騒いでいるというのに、こんなに背の高いビルをにょきにょきと建て続けて本当に大丈夫なんだろうか。この前のような地震はまだまだあるといっているし、東京湾北部直下地震だなんて物騒な話にまでなっているというのにこんなに建てて大丈夫なんだろうかと本当に首をかしげる。
ひょっとしてこれも原発と一緒で「大丈夫だから大丈夫!」ということになっているんじゃないだろうなぁ。